2019.9.14〜15 Oeレールバス加工

2019.09.15 Sunday

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    JUGEMテーマ:鉄道

    このブログを始めて間もなく2年になります。その前にも別のブログやSNSの

    日記に模型のことを書いていた時期もあります。今回は当時のブログやSNSに

    記事を書いていたOeのレールバスについてです。Oeというスケールはあまり

    日本では馴染みがないかと思われます。このブログではあえて「Oe・On」と

    いうカテゴリーを作りました。

    これはOスケールのナローゲージ、つまり日本での軽便鉄道(国際的には国鉄等

    の1067mmもナローゲージですが、日本国内では、1067mm未満の軌間

    の鉄道を「軽便鉄道」「ナローゲージ」と呼ぶ慣習です)のことです。

    アメリカでは「On30」などという種類があり、「O」はOスケール、「n」

    は「Narrow」(狭い)、「30」は30インチ、つまり762mmを表します。

    実物で762mmの軌間の軽便鉄道の車両をOスケールにした模型、という意味

    です。

    ヨーロッパですとメートル法で、一般的に30インチ(2・1/2フィート)に近い

    のは750mmという鉄道があります。これらをOスケールで模型化した場合、

    線路は16.5mmを利用する、という意味です。ヨーロッパ型の場合、「Oe」

    と表記しますが、「Oe」の意味についてググってみましたがわかりませんでした。

    日本ではフィート表記の「On21/2」という呼び名でいくつかのメーカーから

    製品が出ていますが、ほとんどが高価なブラス製品で、欧米のようなプラ製品は

    ほとんどありません。他にも実物の軌間によってはOスケールで9mmの線路を

    使うものもあります。車両等の縮尺は、1/43から1/48くらいの間になります。

    自分は普段16番などの16.5mmの線路を使うので、同じ線路が使える上記

    の規格でのOスケールナローをやっています。今はヨーロッパ型だけで、かつて

    ドイツのフライシュマンから発売された「Magic Train」の車両を持っています。

    今回取り上げるのは自作したOe車両です。TOMIXの16番南部縦貫鉄道の

    レールバスの下回りを利用して車体を自作したレールバスがあります。大きさは

    「Magic Train」を参考にしてプラ板で作りました。

    こんな外見です。プラ板を貼り合わせただけで、屋根は1.2tプラ板を重ねて端を

    削っただけです。長さはTOMIXに合わせ、幅はOスケールに合わせています。

    おでこにはキハニ5000を意識してラジエーターっぽいものを載せています。

    最初はアナログでしたが、その後DCCサウンド化しました。

    横浜にある「モデルランド田中」さんはDCCを取り扱われており、主にDigitrax

    のデコーダーに任意の音を入れてくださる有料サービスも手掛けられています。

    特にまだ数の少ない日本型の音源も用意されているのでこれまでにも幾度となく

    お願いしてきました。

    この車両にはDigitraxの「SDH164」というデコーダーを購入しました。

    http://www.digitrax.com/products/sound-decoders/sdh164k1a/

    上のリンクをご覧いただくとわかるのですが、これはKATOーUSAのHOのDLの模型

    の基板そのものを交換してDCC化できるデコーダーです。これをお願いしたのは

    南部縦貫鉄道のレールバスの配線はレールとモーターだけをつなぐだけだからです。

    DCC化にあたり、TOMIX本来の下回りについていた基板は撤去し、車輪から

    サスペンション兼用のばねを経て流れる電流を真鍮線につなぎ、そこから電流が

    デコーダーに流れるようにします。そしてモーター端子からも直接デコーダーに

    つなぐようにしています。

    このデコーダーを選んだのは、製品のレールとモーターの線(端子)をデコーダー

    の指定された部分につなぐように作られているのでわかりやすいこと、車体に余裕

    があるので大きめのデコーダーでも入るという理由からです。音源はDigitraxの

    サイトに出ている、イギリス国鉄のディーゼルカーの音を田中さんから勧められ、

    サンプルを聞いて納得したので入れていただきました。

    日本ではほとんどありませんが、DCCが盛んな欧米では、メーカー品の基板と同じ

    規格のデコーダーが多数売られており、基板を交換するだけで簡単にDCCにする

    ことができます。

    その状態で楽しんでいました。この基板にはもともと取り付ける車両に合わせて

    ライトのLEDも付いていますが、これまでは利用せずにライトはダミーにして

    いました。

    今回このLEDを利用してライト点灯化と、基板と下回りを切り離せるように加工

    してみました。点灯化にあたりデコーダーを車体側に取り付けるため、分解の際

    車体と下回りが切り離せるほうが都合がいいからです。

    上に書いたように、現在は下回りの車輪からつながるレール左右の端子とデコーダー

    の「RAIL+」「RAIL−」を、モーターの左右の端子とデコーダーの「MOTOR+」

    「MOTOR−」の各端子を4本の線で繋いでいます。この線の間に最近使っている

    ジャンパーを入れました。

    加工後です。デコーダーからの4本の線を、4色のジャンパー線を使ってデコーダー

    側は雄、下回り側は雌のソケットを付けました。同時にスピーカーの線もジャンパー

    を入れています。

    この状態で線を繋いで動作確認します。問題なく動作しました。

    続いてはデコーダーを車体側に取り付けます。屋根の裏側にデコーダーを付けると

    LEDが前後に向きますので、そこから車両のライトまで導光します。

    ダミーのライトを外し、あらかじめ用意していた点灯用ライトに交換しますが、

    当初予定していたエンドウ西武411系用のライトパーツが見つかりません。長い

    パイプ状のパーツなので、LEDを差し込んでそのまま使えると思ったのですが、やむ

    なく代わりのパーツを使います。

    天井に固定した基板のLEDの前に、光学繊維の両端を焼きなまして少し断面を大きく

    したものを置きます。LEDが白色なので、電球色に見えるように光学繊維の端面には

    クリアーイエローを塗っています。両側に3mmプラ角棒を付けました。

    その部分を厚紙で覆い、さらに黒い紙で遮光します。

    ライトパーツはプラ製品の余りを利用し、裏側に光学繊維からの光を受けるように

    穴を開けます。車体の幕板にも穴を開け、それを塞ぐようにライトパーツを取り付け

    ます。

    前後取り付け、点灯テストします。ライトは点灯しました。

    デコーダー本体はシュリンクで覆い、両面テープで天井に貼り付けています。

    スピーカーのバッフルは例によってペットボトルの蓋ですが、目立たないように

    黒く塗りました。また左右のモーター端子の線が触れないように、間に絶縁の

    緩衝材を入れました。

    この状態で車体を載せて点灯テストしたところ、LEDの明かりで天井が透けて

    しまいました。

    またばらし、LEDと天井の間に何重にも折った黒い紙を入れました。

    加工完了です。スピーカーは、これも振動板を内側にしてみました。

    車体を載せるとやはり配線が気になります。再度点灯テストします。

    ライトは問題ありません。

    屋根の光漏れもなくなりました。

    これで完成ですが、最後に外見の加工をします。

    ラジエーターに、キハニ5000にもあった補強を取り付けました。プラの細い

    線材を軽く曲げ、適当な塗料で塗った後で取り付けてみました。

    スピーカーの振動板を内向きにしてみましたが、音はあまり変わりませんでした。