「西武の赤電時代」

2019.08.28 Wednesday

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    JUGEMテーマ:鉄道

    先日8月22日頃、書店で今月発売の鉄道誌を見ていたところ、ある雑誌の広告欄に

    表題の書籍をみつけました。2年前に刊行されたもので近隣の書店には在庫がなく、

    ネットでポチして購入しました。表紙のこの分割・併合の風景は当時リアルに良く

    見ており懐かしく感じます。

    15年くらい前から、実物の撮り鉄もほとんど行かなくなっていたので、実物関係の

    情報には疎くなっており、この書籍のことも知りませんでした。この頃から介護の仕

    事を始めており、介護の仕事というのはその性格上、3連休以上の長期休暇はまず取

    れず、宿泊旅行には行けない、と諦めていたこともありますが、実物の鉄道に興味を

    持たなくなったことも撮り鉄に行かなくなった理由です。

    最近の新しい車両に趣味的な興味を持てず、やはり昭和の時代の車両や路線を中心に

    しか興味が持てないのが実状です。

    今回の書籍は、昭和36年以降西武鉄道で採用された、ディープラズベリーとトニー

    ベージュに塗られた、いわゆる「赤電」の中で、戦前の旧武蔵野・旧西武系の車両を

    除いた、戦後西武で生まれた車両群を取り上げています。また副題の「3扉通勤車の

    系譜」にもある通り、赤電ではないが3扉車両である101系や赤電の冷房改造車に

    ついても取り上げられ、また4扉ですが赤電であった初代401系も取り上げられて

    います。自分にとってこの本に取り上げられている車両はほとんど実際に見たり乗っ

    たりしたことがあり、実際見たことがないのは311系と初代401系くらいです。

    それだけに自分が西武で一番興味を持った車両群であるともいえます。今では西武線

    にかつて赤い電車が存在したことすら知らない人が増えており、隔世の感があります。

    また西武赤電の総説的な解説にも、これまでの書籍ではあまり強調されていなかった

    「西武の赤電車両群は、同時期の他の鉄道会社(国鉄や大手私鉄)とは異なった独自

    の車両思想で作られ、運用されていた」というような記述が新鮮に感じられました。

    各系列の解説では、タイトルにその車両の先頭車の正面から見た写真が掲載され、各

    形式別に写真と解説が書かれているスタイルが、かつての「私鉄電車ガイドブック」

    や「私鉄電車のアルバム」に酷似しています。

    参考にしている文献はこれまで自分が実際見てきたものばかりなので、あまり目新し

    い記載はありません。写真のほうには、一部これまであまり見られなかったアングル

    や貴重な資料的価値の高いものもみられました。

    一つ個人的に気になったのは、551系に関する写真です。551系の6連の中で

    551F〜555Fの3本は、1973年頃からM車だけ空気ばね台車のFS−40

    に交換されました。この時代の551系が好きなのですが、きれいに下回りが写った

    編成写真をほとんど見たことがありません。今回もそのような写真は見ることができ

    ませんでした。M車のみFS−40時代の6連は1978年ころまでと短かったこと

    が理由の一つかもしれません。自分もきちんとした編成写真は撮影していません。

    4連化で、かつサハもFS−40化された写真は結構見受けられます。模型(16番)

    も同様で、空気ばね化される前か全車空気ばね化された模型はあるのですが、M車だ

    け空気ばねで6連の16番模型はほとんど見たことがありません。かくいう自分も一

    時フクシマの551系キット6両分を所有していて、この仕様を作ろうと思っていた

    のですが、結局作らないでキットや下回りを手放してしまいました。

    またかつては某サイトでの西武鉄道の掲示板に書き込んだ人を中心に、西武赤電に

    ついて語る会が生まれ、実際に何回か集まってオフ会を開いたりしましたが、以前

    にも書いたように会そのものは今も存続していると思いますが、自分を含む何人か

    は会を抜けてしまい、今は会のメンバーとは一切連絡が取れない状況にあります。

    いろいろ思い出の多い西武赤電、まだこの本を熟読していませんが、ゆっくりと読

    んでみたいと思っています。